脂肪の役割
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・ エネルギーの貯蔵
脂肪は飢餓などの緊急時にエネルギーとして使用されます。ただ現在は日本で飢餓という状況がまず考えられません。
・ タンパク質の維持
タンパク質にも多くのエネルギーが貯蔵されており,緊急時に使用されます。しかしタンパク質が不足すると筋肉、骨、ホルモン等の働きが低下し、健康維持が出来なくなるため、体脂肪がエネルギーとなることで、タンパク質を維持します。
・ 体温調節
皮下脂肪にある体脂肪は、体の放熱をコントロールして体温を一定に調節します。寒いときには体温が外に逃げ出さないように、暑いときには外気の温度が体内に伝わりにくいようにして体温の上昇を防ぎます。
・ 月経の発現維持
女性の正常な月経の発現と維持には、エストロゲンという女性ホルモンが必要です。体脂肪が少なすぎるとエストロゲンの活動が抑えられ、月経不順を起こしやすくなります。
脂肪蓄積のメカニズム
体脂肪が貯まるルートは大きく3つありますが、主に脂肪および糖質が体内で脂肪酸と変わることで蓄積されます。
脂肪細胞には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞がありますが、このうち白色脂肪細胞が、脂肪を蓄積するタイプの細胞です。この白色脂肪細胞は全身に広く分布しており、エネルギーを中性脂肪として蓄えています。一般的に脂肪細胞というとこれを意味し、皮下脂肪にも、内臓脂肪にもなります。炭水化物を主とした過剰な栄養素を摂取すると、胎児の脂肪細胞として白色細胞数が増加します。
さらに生後1年の乳児が炭水化物を主とした過剰エネルギーを摂取すると、やはり白色脂肪細胞数が増えます。その結果、肥満に移行するといわれています。
このような増殖型肥満が小児期に発生し、そのまま成人肥満になるときには、肥満細胞のサイズも大きくなり、重症の肥満になりやすいのです。
思春期に炭水化物の多い過剰エネルギーを摂取しても、白色脂肪細胞が増えて同じように増殖型肥満に移行していきます。







